ケンカだめ! 走ろうとして 肉離れ😅
今は畑仕事一筋の私だが、数年前まで、幼稚園でパート勤務をしていた。
保育のお仕事は楽しく、やりがいもあったが、思いがけない怪我を経験することになった。
卒園式を2週間後に控えたある「うららか」な日。
園庭で遊んでいると、不穏な空気が漂ってきた。
「やめろー!!!」「おまえ、ふざけるなー!!!」
ものすごい剣幕で一人の年長男児が大きな声を出している。大きな声をかけられているのも年長男児でサッカーに使う大きなボールを持っている。
ボールを使って遊んでいた男児が、もう一人の男児にボールを何度も何度もぶつけてちょっかいをかけてしまったのか
「ボール投げるのやめてって言ってるのに!◯☆△□*」興奮した声が聞こえてくる。とてつもなく、怒っている。
どんなにしつこく絡まれたのか、それとも初めは一緒にふざけていたけれど、突然良からぬツボに怒りの火種が入り激昂してしまったのか。どちらの可能性も考えられる二人だ。
大人が介入せずにもう少し様子を見守ろうか、危ないことはないか。一瞬で判断しつつ気をつけながら様子を見ると、大声を出している男児の手には、大きな尖った石が握られている。
「いけません!!」「待って待って!!!」「ストップ!!!!!」
私の体は、石を持った男児めがけて、一目散に走っていく
。。。はずだった。
うた(の足):「パンっっ!!!!」
うた:「んっ?」
うた:「あっっっ!!!!💦」
(1ミクロンも動かない左足を無理やり引き摺りながら)
うた:「待って。ちょ、ほんとに。待って。あっっ💦動けない。。ちょ、もっ、ちょっと💦本当に💦」
男児×2:「えっ?先生、何してるの?なんで歩かないの?」
うた:(ずりずりずりずりずり・・・。)
男児×2:「うそでしょ?ねえ、せんせい!それ、うそでしょ?」
喧嘩を止めようと、保育者の私が小芝居に入ったのだと疑い、ニヤニヤし始める。
男児×2:「ねえ、先生、何してるの!?本当なの?それ。」
(あまりの痛さにリアルに額に汗をかく、うた。)
うた:「あれ?なんだ?全然動けないの💦 やめてね、喧嘩。本当に。石を私にちょうだい!」
年長男児、抵抗するも、私の握力は損傷していなかったので、なんとか渡してもらうことに成功。
どうやって事務所に移動したのか、あまり覚えていない。
けれども「大丈夫?」と異変に気づき、最初に声をかけてきて下さったのが、任せて安心なベテランの先生だったので、事の顛末を伝え、喧嘩のその後の対応にあたっていただいた。
ホッとして初めて、自分の体の異変に気づく。
捻挫の時とは全く違う種類の強烈な痛み
1ミクロンも足を動かすことのできない恐怖。これは、きっと捻挫ではないと悟り、動揺しつつも椅子に身を委ねていると、私の惨事の報告を受けた主任が来てくださった。
「あー。これは、肉離れだね。○○整形外科、先生の家の近くだよね。とっても良い先生だから♪」
と、病院をご紹介いただき、事務の先生は的確に怪我の状況を病院に伝えながら、すぐに受診できるよう予約を取ってくだだり、園長先生は、自家用車で病院まで送ってくださり、ものすごく大勢の皆様にご迷惑をお掛けしてしまった。
それだけで十分申し訳ないのに
実は、この1年前にもひどい捻挫をして仕事に穴をあけてしまった事があり、この肉離れで大きな怪我は2度め。
私はまたもや、仕事に穴を開けてしまったのだ。
遠い記憶と重い想い
どうしてこうも怪我が続くのか。自分の生活やこれまでのライフスタイルを見直してみた。
20代の頃、外回りの営業をしていたのも理由の1つかもしれない。
営業カバンは、配布物のカタログで溢れ、その重さは12キログラム。それに加えて高さのあるヒールを履くのがお決まりのスタイルだったので、いつも足や腰に負担をかけている状態が続く。
膝や腰がつらくて、週末はマッサージ屋さんでほぐしてもらうのが楽しみだった。
そんな自覚症状はありつつ、結婚し、事務職に鞍替えし、出産して子育てに専念するうちに自分が膝や腰を痛めていたことなど、すっかり忘れてしまっていた。
営業職についていた自分は、過去の自分。楽しかったけれど、思い出すこともなかった。
しかし、思い出した。
度重なる怪我が、営業時代の過酷な重労働を思い出させてくれた。
肩にめり込む、重い営業カバン。
重過ぎて、何度も何度もそのカバンを道路に置いては休む。
一度休むとまたカバンを持ち上げなければならない。持ち上げる時は、体を左側に傾けて、上半身を左に揺らし、反動をつけながら右肩にかける。この時、体を支える左足は痛い。ミシッとした感覚。痛い。
女性営業は、大多数が3〜4年で営業から離れていく。
営業職を離れる理由の殆どが結婚で、「おめでとう!!」と皆さんに祝福されながら、同じ職場の事務職に移動したり、主婦業と兼業できる職場に移ったりする。
過酷な労働もほんの数年のことなので、それ以上の体の負担を負うこともなく
人の防衛本能なのだろうか、辛かった記憶は次第に薄れ、「営業は大変だったけど、楽しかったな〜!」などと、思い出したとしても、愉快な先輩方や同期の仲間の顔が浮かぶくらいだ。
痩せよう☆ 動ける体になるために
営業時代に膝や腰を痛めていたことを改めて実感したのは、幼稚園に勤務して4〜5年経過した頃だった。
階段を登ると、膝がミシッとする。
前のめりで屈むと、腰が痛い。ビギーっ💦とした痛み。
幼稚園では、色々なことが起こる。つい1秒前まで砂場で元気に遊んでいた子供が急に切羽詰まった表情で「おトイレに行きたい🥲」と仰る。「かしこまりました!」と、10キロ以上の子どもを小脇に抱えながら、お手洗いに向かってダッシュ!
「お部屋に入りたくない!」と、頑として動かない子どもを「それ、飛行機だ〜☆」とブンブン振り回しながら2階まで駆け上がる。
そう。。。「老体に鞭を打つ」場面がてんこ盛り。
年齢を重ね、食べ過ぎも重ね、体重も6キロほど増えた。
これが、営業時代に痛めた膝と腰の症状を再発させる原因となったのだろう。
保育の仕事は、大好きだ。続けるためにはこの体を何とかしなければならない。
凹んでばかりはいられない!痩せて体の負担を減らしてはどうか。
まずは、ウォーキングからやるか!
「散歩くらいなら、自分にもできるだろう。」
私は、ダイエットやフィットネスについて調べることもなく、いきなり週に1度、2時間のウォーキングから始めることにしたのだが。。
その効果はあったのか。。それは、またのお話^_^
↓痩せようと思って最初にしたことは、計る勇気を持つこと🌈✨
これ、結構大事^_^