「ヒュッゲ」ってなんでしょう!?
「世界幸福度ランキング」なるものがある。ランキング上位の常連は、北欧諸国だ。2021年のランキング第1位はフィンランド。「1位」の国の情報というのは、調べやすく耳に入りやすい。
でも、敢えて知りたい。2位はどんな国?2位って結構すごいのに、1位の陰に埋もれてちょっと可哀想でない?
例えば日本で一番高い山は?「富士山(3,776m 山梨県/静岡県)」ですよね☆ では、二番目に高い山は?・・・知らないかも。。
正解は「北岳(3,193 m 山梨県)」☆富士山に迫る高さなのに、存じ上げす、ごめんなさい。
というわけで、2位って結構すごいのよ、企画。
幸福度ランキング2位に輝いた「デンマーク」の幸せの秘訣を探っちゃおうと思います。
参考にさせて頂いたのはこの本
ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方
著:マイク・ヴァイキング 訳:アーヴィン香苗
出版社:三笠書房
発行年月:2017年10月
「ヒュッゲ」はデンマークの言葉で、その文化の中核を担っているもののようだ。2016年17年あたり、日本でも一時期流行ったのだとか。
2022年になって今更?とも思うけど。これが素敵な二番煎じ♪
上記の本によると、「ヒュッゲ」とは、甘いもの片手にお茶を飲んで過ごす単なるリラックスタイムだけを指す言葉ではないという。もちろんそれもあるのだが。
ヒュッゲとは「人」とのふれあいだったり「環境」を整えて過ごす時間や行為、つまり「自分が満ち足りた状態」であるための工夫の全てを指すようだ。
ヒュッゲに欠かせないアイテムとして「キャンドル」が真っ先に挙げられているのは何とも北欧らしい。
自分のために用意した窓際のスペースでホットワインを飲む時間もヒュッゲなら、何を話すでもなく仲間と焚き火の近くに集まる時間もヒュッゲ。
この「ヒュッゲ」、とても深いかもしれない。自分ができるヒュッゲとは何だろう。。と考えただけで、もうワクワクしている。
畑しごとをして、きれいな景色を見ながら仲間と食べるご飯やおやつ。大好きな本を片手にコーヒーを飲む時間。幼子と手を繋ぐその温もりもヒュッゲ。
日本が幸福度ランキング何位だったのか。そんな野暮なことに触れるのは今はやめよう。
ただ、この「ヒュッゲ」。どのような状況を「ヒュッゲ」というのか、その在り方がとても主体的かつ精神的だ。
お金の有無や容姿、成績や知名度など「物質的なものさし」で周囲から評価をされる必要もなければ、自分を測る必要もない。
この本の中で、ヒュッゲをするのに最適な人数は「3〜4人」と書いてある箇所があり、何だかそこにもホッとさせられる。
日本は、会社や学校でたくさんの人物とそつなく人間関係を築き、目に見えて良い実績、良い成績を残すことが求められる傾向があるように感じる。
そういう価値観を一旦お休みして、気の置けない仲間と何を話すでもなくまったりと寄り添う。そんな休み時間の過ごし方を「これって最高にヒュッゲじゃない?」と認め合える社会になれたなら、幸福度ランキングの順位も自ずと変わってくるのかもしれない。
さあ、今日から3連休のスタート。「ヒュッゲ」したい!となった時、真っ先に浮かぶのは美味しいおやつ。何作ろうかな?と考える時間、おやつを作る時間もまた、ヒュッゲなのだ。